2025年のゴールデンウィーク、小田原で開催された伝統行事「松原神社例大祭」を見に行ってきました。
小田原では毎年5月3日〜5日にかけて小田原最大の2大イベント「小田原北条五代祭り」「例大祭」が開催されます。
今回は海にお神輿が駆け込む「松原神社例大祭の浜降り」迫力ある熱いお祭りの様子をご紹介いたします。
松原神社例大祭とは?
松原神社例大祭は、小田原の中心部にある松原神社の大きなお祭りで、毎年5月に開催されます。行われる神事はこちら👇
- 御魂入れ 各町内のお神輿に神様を入れる儀式(5月3日夕方)
- 宮出し お神輿が町内を渡御する
- 浜降り お神輿が海に駆け込む(5月4日 11:00頃〜/5月5日 8:30頃〜)
- 宮入り お神輿が松原神社に戻る(5月5日 17:45頃〜)
大漁祈願・家内安全を願い、各町内のお神輿(約30基)が一斉に集結します。
漁師の祭を起源とする「小田原担ぎ」という独特のお神輿の担ぎ方で「オイサー、オリャサー」のかけ声とともに小田原の市街地を練り歩きます。
期間中は朝からお囃子の音が流れ、町内はお祭りムード一色で、ソワソワ・ウキウキしますね〜🎶
5月4日:御幸の浜海岸「お浜降り」
小田原駅から一番近い海水浴場「御幸の浜海岸」で「お浜降り」が行われました。
この日は晴れ、開始時間(10:40頃〜)の30分程前に御幸の浜でスタンバイ。
初めての観覧だったので、
①どこからお神輿がやってくるのか?
②どこを練り歩くのか?
③どこまで海に入るのか?…など
全くわからず。汗
突然、カメラ上級者と思われるシニア男性(H氏)に話しかけられ、「お浜降り」のイロハ(上記①〜③)を丁寧に教えてくれました!!!
H氏は毎年来ているらしく、海の中まで入って撮影できるように、濡れても良い服装・サンダルを装備しているではありませんか!(さすがです!!!)
11:00ちょっと前、西湘バイパスの高架下の海へ抜けるトンネルから1基目がやってきました!
トータル7基のお神輿が順番にやってきて、西湘バイパス側のテトラポット沿いを通り、波打ち際の浜辺を通り、神社のお宮を模した囲いがある付近で並列。

観覧客もたくさんいて、海岸は大賑わい!
1基ずつ順番に海に入水し、水しぶきをあげて、海中でワッショイ!!!
お神輿は倒れることなく7基すべて、お宮の囲いに引き上げてきました。

小田原の浜辺は砂浜というより、砂利石なんですよ。
ただでさえ歩きにくい浜辺を足袋履いてお神輿を担ぐって体力消耗しますよね。
そんでもって、海に入水しちゃうとは!?
太陽ジリジリで体力奪われるし、服はびしょびしょで重たくなるし、想像しただけで大変そう!
そんな雰囲気を微塵も感じさせず、朝から担ぎ手の皆さんは力強いかけ声がエネルギッシュ!!!
年に1回の伝統行事への熱意を肌で感じて、見ている私も間近でパワーをいただきました。
5月5日:浜町4丁目付近(古新宿町)「お浜降り」
昔、漁業の中心地だった「古新宿町」浜町4丁目付近で「お浜降り」が行われました。
この日も晴れ、連日お祭り日和の五月晴れ。
開始時間(8:30頃〜)をH氏から聞いていたので、8:00頃には浜辺行くつもりで、家を出ました。
今日は3基(確か…💦)
8:45頃、北条稲荷神社の公園の脇を通り、西湘バイパスの高架下の海へ抜けるトンネルから1基・2基・3基と順番にご登場。
3基が並列し一斉に海に駆け込んでいきます。

H氏(今日も再び遭遇)「来るぞ〜!来るぞ〜!」
どのタイミングで駆け込んでくるかを見極めつつ、シャッターチャンス!!!

海から順番に引き上げてくる姿を撮るため、「急げ〜!走るぞ〜!」H氏のかけ声に合わせて猛ダッシュ。
先頭1基目の前まで走り、待ち構えてからのシャッターチャンス!!!


昨日の教訓から、濡れても良い服装で来たので、海に入って波が来てもへっちゃら。
私もカメラマンさながらの動きで撮影!笑
昨日とは違うスタイルの「お浜降り」
お神輿が一斉に海に駆け込むシーンはめちゃくちゃ迫力がありました!!!
まとめ 松原神社例大祭は見る価値あり!
今回は海にお神輿が駆け込む「松原神社例大祭の浜降り」迫力ある熱いお祭りの様子をご紹介いたしました。
ご近所さんのお話によると、「お降り」もいいけど、5月5日の最終日夕方に行われる「お宮入り」がオススメなんですって!2日間続くお祭りの翌日、担ぎ手さん達は完全燃焼で疲労困憊だそう。
青空の下、風で並み立つ海に駆け込むお神輿(担ぎ手さん)は臨場感あって、本当に迫力満点!!!
魂こもった熱いお祭りに感動しました!!!
5月のゴールデンウィークはプチ旅行兼ねて、小田原最大の伝統的なお祭りを見る旅のプランも良いですね〜🎶
今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
(訪れた日:2025.05.04/05.05)
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